
犬の皮膚型リンパ腫(菌状息肉腫)の1例(獣医療) | 2009年07月26日10:11 |
犬のT細胞性皮膚型リンパ腫(菌状息肉腫)の症例を現在治療中ですので、報告します。
症例: 雑種犬 13歳 オス BW27kg ゴン太
プロフィール: ゴン太は10歳までは、狂犬病注射、フィラリア予防で来院するだけで、
病気をすることもなく、健康でした。
H19年5月・・・耳血腫手術、 BW37kgで肥満・・・・減量を指示
H21年1月・・・1ヶ月前から眼周囲、外耳道、口唇部、肢端、背中、肛門周囲など全身
に膿皮性皮膚炎が発症、 真菌培養(+)、アカラス(‐)
スタンプ検査: 炎症細胞、桿菌多数
診断: 細菌感染、真菌感染を伴ったアトピー性皮膚炎?
治療: 抗生物質、抗真菌剤,薬浴治療で軽減する
* 治療をストップすると軽減、増悪を繰り返す。
H21年6月・・・同症状が続き、難治性免疫介在性皮膚疾患、皮膚型リンパ腫を疑い、
頸部にできた結節様皮膚病変のFNAを実施しました。
夏の一冊(今週読んだ本) | 2009年07月25日15:20 |
何十年ぶりで「悲しみよ、こんにちは」を読みました。
誰でも一度は手にしたことがあるだろう
フランソワーズ・サガンの名作です。
この新潮文庫の訳本は今年、半世紀ぶりに新訳として発行されました。
昔、読んだ訳本との細かい文体の違いはわかりませんが、とても読み易く
一気に読み終えました。
今年の夏、静岡で映画「サガン-悲しみよこんにちは」が上映される予定です。
サガンの伝記映画です。
アンがCAP(ふれあい)活動に参加しました。 | 2009年07月23日09:24 |
当院の愛犬アン(チワワ♀)をはじめ、キャル(パピヨン♀)、ナッシュ(チワワ♂)が6月18日に行われた「こみに」ふれあい活動に参加してきました。
「こみに」は高齢者介護施設ですが、静岡市の開業部会とボランティアが動物を連れて定期的に慰問活動をしています。
この様子が静岡市獣医師会のホームページに載りました。
輸血した猫(モモ)が子育てしてます。 | 2009年07月19日11:07 |
出産後の子宮出血で輸血治療した猫のその後です。
経緯は以下の通りです。
http://yamada-ah.com/blog/2009/07/post-176.html#more
2匹産み落とした内の1匹は残念にもその日のうちに亡くなってしまいました。
残った1匹を2日間は人工哺乳をしました。
母親(モモ)の回復を待って3日目に母親と対面させてみました。
モモは見事に母性本能を発揮して、子猫を抱え込みました。
仔猫の里親、無事決まりました! | 2009年07月18日17:17 |
7月7日に里親募集でブログに載せた、
仔猫2匹の里親さんが決まりました!!
無事2匹とも、新しい家族が見つかりましたっ(●^з^)/
2匹とも、新しいお家で幸せにしてもらってね☆"
どうもありがとうございました!
ジローが歩けるようになりました!! | 2009年07月18日16:31 |
椎間板ヘルニアの手術をしたジローが今日、レーザー治療の為に来院しました。
車椅子もいらなくなり、しっかり歩けるようになりました。
今までの経緯は下記のブログに掲載しています。
http://yamada-ah.com/blog/2009/06/post-168.html#more
モルモットの乳癌(獣医療) | 2009年07月17日10:50 |
モルモットの乳癌を2回に分けて摘出した症例をご紹介します。
症例:モルモット(イングリッシュ) 4歳8ヶ月齢 メス BW1007g パンタ
主訴: 数か月前から発生した足の付け根の腫瘤が大きくなってきた。
身体一般検査: 食欲元気あり。 一般状態良好。
触診により、左右の乳腺内に大豆大の硬結した腫瘤と
乳管内の乳汁貯留が確認された。
診断: 乳腺腫瘍
良性か悪性かの判断は組織診断が必要なため、オーナーの希望により左右の乳腺内腫瘤の 摘出手術を2回に分けて実施した。
サビ色の女の子が決まりました! | 2009年07月14日11:51 |
7月7日に掲示板のブログに載せた2匹の仔猫ちゃん。
サビ色の女の子の里親さんが決まりました!!
初めは警戒していたこの子も、今ではなでるとのどをゴロゴロ鳴らして気持ち良さそうにしています♪(´ч`●)
兄弟であるもう1匹の仔猫、茶トラ君はまだ里親募集中ですので、
気になる方はお気軽に病院まで会いに来て下さい☆
(茶トラ君の写真は、「続き」でご覧下さい↓)
決まってよかったね♪たくさん可愛がってもらってねヾ(^▽^)
里親さん、ありがとうございました!
仔猫の里親募集中です! | 2009年07月07日16:36 |
仔猫ちゃんの里親を募集します!!
7月6日に保護された生後約2ヶ月の、男の子と女の子ですヾ(^▽^)
左のサビ色の子が、女の子☆ 右の子の茶トラが、男の子です★
◎トイレしつけ済み
◎ノミ・ダニ駆除済み
◎ワクチン接種予定
興味がある方は、お気軽にメール・来院の際は受付にどうぞ♪♪
輸血をした産後子宮出血の猫の手術例(獣医療) | 2009年07月07日14:53 |
経緯はこうです。
7月5日(日)に陰部から出血しているので、診て欲しいと猫が連れて来られました。
仕事場である事務所で面倒を見ている迷子猫で、今年の3月から飼育していました。
外出は自由です。最近、お腹が大きくなってきたので、妊娠を疑っていました。
症例: 日本猫 メス 年齢不詳(2~4歳?) BW3.12kg もも
主訴: 昨日まではお腹が大きい以外には変わりがなかった。
今朝早く、陰部の周囲、後足などが血で汚れ、陰部から血がポタポタと垂れていた。
