出産後の子宮出血で輸血治療した猫のその後です。
経緯は以下の通りです。
http://www.yamada-ah.com/blog/2009/07/post-176.html#more
2匹産み落とした内の1匹は残念にもその日のうちに亡くなってしまいました。
残った1匹を2日間は人工哺乳をしました。
母親(モモ)の回復を待って3日目に母親と対面させてみました。
モモは見事に母性本能を発揮して、子猫を抱え込みました。
子宮と卵巣を摘出した母猫のおっぱいが出るかという疑問があると思いますが、
問題なく出ます。
ただ、モモの場合は2日間おっぱいをやっていなかったので、最初はあまり出ませんでした。
そこで、退院してからも人工哺乳を続けてもらうよう指示しました。
赤ちゃんを取られまいとする母親の顔ですね。
でも、モモは検診で赤ちゃんを取り上げても攻撃するようなことはなく、
心配で、「返して~~。」という催促をするだけです。
10日目、検診の時の写真です。
モモのHCTは29%に上昇し、もう貧血の心配もありません。
飼い主のSさんも、人工哺乳を止め、モモの授乳にまかせています。
この日、抜糸も終わりました。
子猫は78g→154gに体重が増え、眼も開き始めました。
モモはまだ、子猫が心配で常にそばに置いときたいようです。
何とも微笑ましい光景です。
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