うさぎの健康・病気について
こんな症状ありませんか?
「食欲がなくなった」「足をひきずっている」「フンが下痢っぽい」「顔や体が傾いている」「一部分の毛が薄くなっている」「鼻水を垂らしている」など、少しでも普段と様子が違うようであれば、すぐに動物病院へ連れていくようにしましょう。うさぎは犬や猫と違って体調が悪くても表情が読みづらくいので、なかなか病に気付かないこともあります。そのため病気の発見が遅れてしまい、気付いたら手遅れということもあります。些細なことでも何か気になることがあれば、当院へご相談ください。 |
よくある病気
口腔疾患
不正咬合
ウサギの永久歯は切歯と臼歯からなり(28本)、常生歯と言って生涯伸び続けます。上下の歯がうまく噛み合っていると摩滅し合って適切な長さが保たれますが、何らかの理由で噛み合わせが悪くなると歯が異常な方向に伸びてしまいます。これを不正咬合と言います。食欲不振、ヨダレ、歯ぎしり、湿性皮膚炎、下痢、体重減少の原因になります。特に臼歯において、下顎では歯槽骨膿瘍、上顎では鼻涙管の圧迫、狭窄、流涙症、膿性眼脂、眼球突出へと進展します。原因は後天性要因と先天性要因が複雑に絡み合います。少しでも異常を発見したら、すぐに病院に相談しましょう。