小鳥の症例の最近のブログ記事
セキセイインコの肥満 | 2009年01月22日11:46 |
セキセイインコのピーコちゃん(3歳5か月齢、メス 73.6g)が来院しました。定期健診のためです。
ピーコちゃんは1歳頃から太り始め(60g)、昨年の12月には70gを超えてしまいました。
内臓も心配になったのでレントゲンを撮りました。
オスのセキセイインコの蝋膜変色(獣医療) | 2009年01月19日08:22 |
症例・・・セキセイインコ オス 4歳6ヶ月 ピーコ
プロフィール・・・3歳3ヶ月頃から 多飲多尿あり 頻繁な吐き戻し → 発情徴候
対策: 発情を抑制する環境管理改善をアドバイス → 症状の改善見られる
症状・・・ 最近(4歳4ヶ月齢) 蝋膜の色が青から茶色に変色してきた
レントゲン検査・・・腹腔内の精巣腫大所見
セキセイインコのキサントーマ(獣医療) | 2009年01月13日14:41 |
今日来院した3歳のメスのセキセイインコのポーちゃんですが、お腹が黄色く膨れています。これをキサントーマ(黄色腫)といいます。殆どがメスに発生し、原因の多くは発情に関連しています。過剰な発情によりエストロジェン過剰症が起こり、腹部の脂肪が肥厚変性し、黄色化します。重度になると腹筋の弾性力がなくなり、腹壁ヘルニアの状態になってしまいます。これは、ある意味、生活習慣病とも言えます。鳥を過度に可愛がりすぎたり、飽食させたり、夜更かしが誘因になります。したがって、治療は鳥本来の生活に戻すことです。 詳しくは当院HPの「ペットの知識の泉」の卵詰まりの管理と予防の項に記載されています。参考にしてください。
オカメインコの兄弟? | 2009年01月10日21:47 |
今日、2回目の来院のキョウちゃんとチコちゃんです。
まるで、親子のようですが、生まれは一日違いの兄弟です。(50日齢、49日齢)
この兄弟の糞便検査ではメガバクテリア、酵母菌、ヘキサミタが見られました。
治療は抗生剤、抗真菌剤、抗原虫剤を処方しています。
なぜ、こんなにも成長の違いが出たのかはわかりません。49日齢のチコちゃん(手のひら)の成長障害は明らかです。PBFD等の何らかのウイルスが関与しているのか、栄養障害なのか、飼い主のKさんが詳細な検査を望まれていないので、まずは確認された感染症の治療を続ける予定です。チコちゃんの更なる成長を期待しているのですが・・・・。
セキセイインコの慢性上部気道疾患(獣医療) | 2009年01月09日18:47 |
症例・・・セキセイインコ 1歳7か月 オス チョコ Bw 31・7g(BCS 2.5)
症状・・・半年前からずっとクシャミ、鼻水があり、最近は粘調性膿状鼻汁が鼻口、顔面にこびりつく
4ヶ月前から他院にて抗生剤を処方され内服していたが、8日前から悪化し、食欲元気低下
検査: 遺伝子検査 PBFD(-) BFD(-) ヘルペスウイルス(-) クラミジア(-)
暫定診断: 細菌感染性慢性上部気道疾患(慢性副鼻腔炎)
治療: ネブライジング(ゲンタマイシン)・・・3日毎
内服 ソルベット(ビタミンA、B1、D3,E他) エンロフロキサシン
家での暖房指示
経過: 3日後、鼻汁は続くが食欲元気出てくる Bw 33.2g
野鳥観察でソウシチョウ(想思鳥)が・・・ | 2009年01月07日15:53 |
お昼の休憩時間に30分程、裏の愛宕神社から谷津山の遊歩道を歩きました。
冬は落葉樹の森が野鳥観察にはもってこいです。双眼鏡を携帯して神社の階段を上っていくと
スズメぐらいの鳥が何羽も飛び交っています。きれいな鳥です。双眼鏡で確認するとなんと、ソウシチョウです。
セキセイインコの痛風(獣医療) | 2008年12月22日13:53 |
セキセイインコ オス 13歳 Bw28・6g(BCS2)
3~4日前から足が痛そう。
止まり木から、下に降りてうずくまっている
診察の結果、両後肢の指の関節やその周囲に淡黄色の結節病変あり。
診断・・・・痛風