うさぎの症例の最近のブログ記事
西奈小「ウサギふれあい教室」 | 2009年02月04日16:55 |
今日の昼休み、西奈小学校を訪問し、「静岡がっこう獣医隊」の「ウサギふれあい教室」を開催してきました。
まずは、日本平動物園へ子ウサギを5羽借りに行きました。
ウサギの乳癌(獣医療) | 2009年01月31日15:43 |
症例・・・ドワーフ・ウサギ メス 7歳4か月齢 チヒロ
主訴・・・2週間前に腹部の腫瘤に気が付く。徐々に大きくなってきた。よく舐めている。
血液検査・・・HCT 31・8% ↘(正常値35~50%)で軽度貧血、 その他の項目は正常範囲
暫定診断・・・乳腺腫瘍
治療・・・避妊手術も含めた腫瘍摘出術の必要性を説明したが、手術のリスクを飼い主がまだ受け入れられないとのことで、経過を見ることになった。
20日後、舐めることで腫瘍表面が破れ、出血するようになった。この時点で、乳腺腫瘍だけの切除を飼い主が了承した。
23日後の手術前の血液検査でHCT 19・3%と貧血が進行していて、出血量が見た目より多いことが考えられた。
ウサギの食滞(胃腸の運動低下)(獣医療) | 2009年01月16日14:05 |
症例・・・ウサギ(ドワーフ) メス 3歳8か月 ウー
プロフィール・・・W幼稚園で飼育
2歳時に子宮内膜症・・・子宮卵巣摘出術
2歳3か月時・・・急性食滞症状で入院
症状・・・昨日まで変わりなく、食欲元気著変なし。
今朝から食欲なく、いつものように動かない。排便がない。
ウサギの手術が続きます | 2008年12月10日18:01 |
当院はウサギの診療が多いのですが、この1週間はウサギの手術が続きました。
8歳のメスのチヒロちゃん、乳腺に腫瘤ができたと1か月前に来院、乳腺腫瘍だったので、摘出を奨めたのですが、飼い主のOさん決心がつきません。のびのびになるうちに腫瘤がはぜて出血してしまいました。驚いて再来院。すでに貧血も起こっていて、手術のリスクも高まってしまい、おろおろです。
でも、やるしかない、Oさんも腹をくくってGOサインです。手術は無事に終わり、病理結果は乳癌でした。チヒロちゃんは麻酔から覚めるとOさんの心配をよそにすぐに野菜を食べ始めました。
昨日は8カ月齢のメスのベルちゃんの避妊手術です。犬、猫と違って、ウサギはかなり気を使います。高いストレスを感じると血圧が下がってしまうことがあるのです。もちろん問題なく終わったのですが、手術室はいつもより緊張感が流れていました。 有仁