静岡県静岡市の動物病院、山田どうぶつ病院のブログ

<   2013年3月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

獣医療の最近のブログ記事

 

 

ラブ2.jpg症例・・・ラブラドル・レトリバー  14歳齢  メス  26kg  ラブ

主訴・・・数日前に、陰部の上が固くしこりになっていることに気づく。食欲元気あり。

一般身体検査・・・BCS3  血液検査: GPTの軽度上昇以外は正常範囲。

           レントゲン検査: 胸部 老齢性の心肥大 他著変なし。

           触診で、陰部背側に25㎜径の円形硬結した境界不明瞭な腫瘤が確認された。 

 

仮診断・・・触診では、独立した腫瘍というよりも、「肉芽腫様の固い腫れ」のように感じました。

       しかし部位から「平滑筋腫」もしくは「平滑筋肉腫」は考えられました。

       何であれ腫瘍の疑いは捨てきれない為、切除をお奨めしました。

治療・・・外科切除。 

のあ1.jpg

 

症例は2月7日のブログ記事に掲載したノワです。

( H11年生まれの10歳、オス(前回の手術で去勢)、Bw10.6kg )

右側会陰ヘルニアの整復手術を実施し、術後は排便も良好です。

ただ初診時に、左側の会陰部の筋肉群も薄くなっていることは確認していました。

右側ヘルニアを治療したことで、排便時の直腸圧が左側に変化することで、左側会陰部の負担が増加したようです。

現在、臨床的には問題はおきていませんが、将来的に左側も直腸憩室を作り、悪化すると困るので、オーナーのMさんと相談し、左会陰部も手術することにしました。

(経験的、文献的にも会陰ヘルニアは両側に起こることが比較的多いのです。)

 

症例・・・ウサギ(ロップイヤー) メス 6歳  Bw1.7kg  ヒメ

プロフィール・・・4歳11ヶ月齢時  子宮疾患の診断のもと子宮両卵巣摘出手術

          病理組織診断: 子宮腺癌 及び 子宮内膜増殖症

         5歳7カ月齢時   主訴(寝息が荒い いびきをかく) で来院

                      診断:心拡大 動脈硬化症   

                          触診で乳腺腫瘍確認

今回の主訴・・・ 3ヶ月経過し乳腺腫瘍が拡大、硬くなってきたので、摘出手術を希望。

治療・・・ 動脈硬化症があり手術のリスクも考えられたが、乳腺腫瘍の経過から乳癌の可能性が高く、放置すべきではないと判断し、オーナーに充分説明の上、外科手術を実施した。

症例・・・2月14日の記事のチンチラ  ピー  9歳 オス Bw391g 

経過・・・鎮痛剤、消化器運動亢進剤等の投与で徐々に体重は増加しましたが、

     流涎や口腔内の痛みは続いたため、麻酔下で臼歯の棘を取り除くことにしました。

症例・・・セキセイインコ  7ヶ月齢 メス Bw33.6g  ルー

プロフィール・・・4週齢でホームセンターより購入 (鳥を飼うのは初めて)

          一羽飼い、 手乗り、

         餌-ムキ餌 青菜

         昼間は仕事で留守、帰宅後20:00~22:00頃まで室内に放して遊ばせる。.

 

主訴: 昨夜、3回嘔吐した。首を振って吐物をまき散らした。 

     食欲あり? 元気やや低下。今日は吐いていない。

 

 

 

ルー1.jpg

 

一般身体検査・・・外観上異常を認めず。

検便・・・メガバクテリア(+)

 

 

症例・・・シマリス  メス  40日齢  Bw 47.4g  ムギ

主訴・・・昨日、名古屋のペットショップで購入してきた。ショップでもらったミルクを与えているが

     あまり飲まず。

     今日、くしゃみを何度もしている。

 

 

ムギ1.jpg

 

身体一般検査・・・BCS 3  外観上では異常は認めず。

           聴診において、鼻腔からの呼吸音がプツプツと聞こえる。

  糞便検査・・・コクシジウムオーシスト(+)

 

診断: 若齢シマリスの輸送ストレス性感染性?呼吸器疾患

     コクシジウム感染症

症例・・・ヨークシャーテリア メス 11歳8ヵ月 Bw2.98kg  アンリ

プロフィール・・・9歳齢時に事情があり 親類から貰い受ける。各種ワクチン予防定期 

          フィラリア予防定期

          食事内容:80%肉類中心の人間食

主訴・・・2月21日(土)(夜間 時間外で来院) 昨夜から嘔吐、 食欲元気廃絶。

     触診にて、腹部緊張(腹部痛が考えられる)

     急性腹症を疑い、レントゲン検査、血液検査を実施した。

症例・・・オカメインコ オス 1歳  Bw 93g   ユウ

主訴・・・今朝まで、食欲元気あり。何の異常もみられなかったが、午前中、留守をして帰宅すると、

     じっとして動かず、様子がおかしい。

飼育環境: 室内自由飼育。室内の様々なものを齧っている。

糞便検査: 緑色便

       その他は正常範囲

誤食の可能性が考えられたので、レントゲン検査を実施しました。  

 

 

 

サフラン1.jpg

 

 

症例・・・セキセイインコ オス 2歳  Bw32.1g   サフラン

プロフィール・・・生後2ヶ月齢から飼育

         ケージ飼育、但し2時間程は室内で自由に放鳥

         ケージ内にはおもちゃ、鏡など遊び道具が備え付けてある

         カナリアシードとボレー粉が大好きである。

 

主訴・・・最近、尾羽が抜け、その後生えてこない  食欲はある。

     1~2ヶ月に1度吐く  今日、緑便をした。

     H20年4月にもヒナを購入したが、2ヶ月ほどでそのヒナが落鳥したこともあり、心配で診てほしい。

❈ 車で1時間ほどかかるN市からの来院で、インターネットで病院を知り、診察に訪れました。

 

 

 

ココ5.jpg

 

 

2月12日の記事に掲載した斜頸になってしまったウサギのココですが,

F市から1週間毎に検診と治療に通っていただいたおかげで、斜頸はご覧のように

すっかり治りました。元気食欲も旺盛で、体重も434gから652gに大幅に増加し、今では家で飛び回っているとのことです。

初診の時はあまり動けなかったのですが、今日の検診では油断すると、診察台から飛び降りんばかりです。

投薬もあと1週間で終了する予定。

 F市から通ってもらった甲斐がありました。

<<前のページへ 345678910111213
ページトップ