静岡県静岡市の動物病院、山田どうぶつ病院のブログ

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獣医療の最近のブログ記事

症例・・・J・ハムスター オス 1歳7か月 BW55g ココア

主訴・・・1ヶ月前から右側後肢付け根に腫瘤ができた。一度破れたが、

      その後再び腫れが大きくなってきた。

      再び破れ、出血もあるので、来院。

診断・・・外科的摘出が必要な皮膚腫瘍。

 

コメント: 外観的にも悪性の腫瘍が疑われ、出血もあることから早期の摘出を提示し、

      その日に手術をすることにしました。

 

症例・・・セキセイインコ 黄ハルクイン オス 2歳3か月齢 BW29g BCS2 サフラン

初診時主訴: 1~2ヶ月に1度吐く。 尾羽が生えず、片方の風切羽が伸びない。

         食欲あり。

レントゲン検査:

 

サフラン5.jpg

 

前胃の拡張所見

筋胃内のグリット量が多い(グリットインパクション?)

そ嚢内に食塊が満たされ、ガスの産生見られる

 

糞便検査: メガバクテリア(+) 細菌数の増加

 

診断: メガバクテリアによる前胃拡張症候群

    脱毛、乱毛については各ウイルスの遺伝子検査の結果を待つことにした。

 

症例・・・トイ・プードル 8歳8ヶ月齢 オス BW2.96kg レオ

主訴・・・昨夜、同居犬とふざけている時、飼い主が何気に払いのけた後、突然鳴いて右後足が着か   なくなる。

レオ1.jpg

 

経緯・・・ この症例は、友人である御殿場の獣医師の電話から始まりました。

レオと飼い主のKさんは静岡市在住ですが、知人であることもあり御殿場の動物病院へ毎月1回

トリミングに通っていたそうです。(ちょっとびっくり!!)

今回のアクシデントがあり、手術は静岡の方が良いという御殿場の主治医のアドバイスで、当院を紹介されてきたのです。

 

 

症例・・・アメリカン・ショート・ヘア  オス 5歳10か月 BW3.35kg  クッキー

プロフィール・・・3種混合ワクチン定期接種

          H21年2月 軟便が続くため治療

          H21年5月 軟便、血液検査にて肝臓酵素上昇(肝障害)を認めたため治療

主訴(5月30日)・・・3日前から食欲低下、食べると嘔吐する。

身体一般検査: BCS2.5  T38.4℃ 可視粘膜が淡黄色 

 

クッキー1.jpg

 

血液検査: HCT 42.0%、 WBC 11500 

        Glu 161、 T‐Cho169、 BUN10、Cre0.8、

        GOT1000<、GPT1000<、ALP280、 T‐Bil1.6、 TP7.1、Alb2.6

    FELV(-) FIV(-)

仮診断: 胆管疾患を伴う重度肝障害

 

治療: 入院にて継続点滴治療(強肝剤、抗生剤、ビタミン剤)

 合わせてエコー検査を実施 

症例・・・T・プードル 1歳5か月 オス BW3.6kg  リオン

主訴・・・6月8日朝に嘔吐、元気がない。今朝は食事与えず。

   思い当たること・・・昨日(6月7日)テーブルの上にあった物が風で飛ばされ床に落ちた瞬間、

               飲み込んでしまった。何か不明だが、緑色をしていた。

身体一般検査、血液検査では異常所見は確認されなかった。

  リオン1.jpg

 

単純レントゲン検査: 異物、閉塞所見の確認はできなかった。

 

治療: 皮下点滴、制吐剤

 

翌日来院し、帰宅後も嘔吐あり。状態は改善していないとのことだった。

椎間板ヘルニアの為、MRI検査を行った13歳のビーグル犬ジローについては5月にブログに掲載しました。 

http://www.yamada-ah.com/blog/2009/05/mri.html#more

 

その後、5月6日に外科手術(片側椎弓切除術)を実施しました。

症例・・・セキセイインコ オス  4ヶ月齢  BW41.8g  プー 一羽飼  手乗り

主訴・・・3日前から右足を使わず、止まり木にも左足だけで止まる。原因は不明。

     飼育法: 多くの時間、室内で自由に放鳥している。

           羽は風切り羽の初列、次列を切っているので、高く飛べない。

現症・・・右足の脛骨周囲の腫張あり。握力なし。

 

レントゲン検査を実施しました。

     

症例・・・日本猫  オス  8歳  BW6kg  チー

プロフィール・・・数年前より左右の臼歯奥(口峡部)が赤く炎症を起こし(口内炎)痛がり、

         他院で治療を受けていた。治療を受けると一時的に良くなるが、また再発を

         繰り返す。 ウイルス検査で FELV(+) FIV(-)とのことだった。

  セカンドオピニオンで当院に来院。

現症・・・食欲はあるが、痛みで食べるのをためらう。その他の一般状態は良好。

      口腔内の検査を嫌がる。

ウイルス検査...再度 白血病ウイルス検査(FELV)、エイズウイルス検査(FIV)

           PCRによるヘルペスウイルス検査、カリシウイルス検査を実施した。

5月4日のブログに甲斐犬の子宮蓄膿症を掲載しましたが、数日後M・シュナウザーでも同症の手術がありました。この仕事をしていると、同じ病気が続くことがよくあります。動物のバイオリズムと季節、気候が関連性を持っているからでしょうか?

 

症例・・・M・ダックス メス 5歳齢 BW6.5kg リリー

主訴・・・狂犬病予防注射、フィラリア予防のため来院 食欲元気あり。

     3月に発情出血あったが、その後足の付け根の乳腺が腫れているのが気になる。

現症・・・左側第4乳頭外側(鼠径部)腫大し、鼠径ヘルニアと診断。

 

* 飼い主のKさんと相談し、3日後に整復手術をすることにしました。

 

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