静岡県静岡市の動物病院、山田どうぶつ病院のブログ

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獣医療の最近のブログ記事

犬の誤食(獣医療)2008年12月27日14:42

症例・・・M・ダックス オス 2歳  名前 サブレ

症状・・・20分前に子供が作ったおもちゃのカレーライスセット〈バンダイ)を

      大さじ2杯程食べてしまった。

      現時、臨床上異常なし

 

猫の前縦隔型リンパ腫2008年12月26日16:02

症例・・・日本猫  避妊済メス 3歳5か月

主訴・・・元気なく、呼吸が速いので、昨日、他院にて診察、

      肺、心臓に腫瘍があり、手遅れといわれた。セカンドオピニオン希望

レントゲン検査・・・前胸部に腫瘤あり、胸水貯留。

胸水検査・・・芽球を含む多数のリンパ球が見られる

FELV(+) FIV(-)

診断・・・前縦隔型リンパ腫

私が開業した当時に比べ外飼の犬が少なくなり、当然のように犬の交通事故が減ったこともあり中型犬の骨折はかなり減少しました。それに逆行するようにチワワ、トイ・プードル、ポメラニアン、ヨーキーなどの小型犬が増え、ソファーから飛び降りて前肢を骨折するケースが多くなっています。2Kg以下の超小型犬が前腕骨を折ってしまうと、今まではここを整復する高品質のミニタイプのプレートとスクリューセットがなくて苦労しました。

最近、Y・メディカルが販売している「プレートスモールセット」を見つけ、購入しました。

症例・・・日本猫、去勢オス、2歳7か月

主訴・・・昨夜からトイレに何度もいくが、排尿できない。 今日吐いた。

症状・・・膀胱拡張、圧迫排尿困難、血液検査によりBUN,Creの上昇

     エコー検査にて膀胱内に砂状結石を確認

診断・・・砂状結石による尿道閉塞

治療・・・イソフルレン麻酔下で膀胱穿刺にて排尿後、ペニスから尿道カテーテルを挿入し、

     水圧による閉塞プラグの除去を試みるも、プラグ除去できず。さらに超音波による

     プラグ破砕も試すが、除去困難。

  オーナーの了解を得て、同日、陰茎切断による会陰尿道造瘻術を実施した。

 

 症例 フェレット メス 7歳10か月

4歳時に横浜のAHにて脱毛と陰部腫大で左側副腎摘出手術、

引っ越しで昨年静岡に転居。当院へ来院。

最近、再び全体的に脱毛が目立つ。陰部もまた腫れてきた。

エコー検査にて9・0×9・1㎜に腫大した右副腎を確認

 

セキセイインコ オス 13歳 Bw28・6g(BCS2)

3~4日前から足が痛そう。

止まり木から、下に降りてうずくまっている

 

診察の結果、両後肢の指の関節やその周囲に淡黄色の結節病変あり。

診断・・・・痛風

 

 

ダックスのレーザー治療2008年12月22日09:41

今、最も人気があり、飼育頭数も圧倒的に多いのがM・ダックスです。

M・ダックスは胴長の特徴的体形から椎間板疾患が多発します。早いものでは2歳から発症する場合もあります。抱くと痛がる、ソファーに飛びあがれなくなった、などの主訴があります。

軽度では内科的治療とレーザー治療を併用しています。 pict-DSCF0036.jpg

最も起こりやすい部位は第9胸椎から第4腰椎です。この部分にレーザーをあてて、痛みを緩和します。根気よく、定期的に続けることが肝要です。

シーズー、メス、8歳。

2か月前から陰部を気にしていて、発情出血が見られたが、1ヵ月で治まる。

3日前に再び陰部から出血を伴ったおりものが出始めた。

元気食欲あり。

レントゲン検査にて、子宮腫大所見確認。

子宮蓄膿症を疑い、エコー検査・・・液体貯留像はなく、水分含量の多い実質所見が見られた。

当日に摘出のため開腹手術。

 

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