2009年9月 4日の記事
ウサギの皮膚腫瘍(獣医療) | 2009年09月04日10:27 |
9歳半のウサギの皮膚腫瘍摘出を行いました。(8月26日)
5歳の頃から、当院がかかりつけです。
6歳時、血液検査で腎機能障害、高血糖症で入院、点滴処置を受けました。
その後、時々胃腸運動機能障害(食帯)を起こし、治療を受けていました。
症例:
ドワーフウサギ 9歳半 メス BW2.5kg モモ
主訴:
3ヶ月前から背中に小さなしこりを見つける。
最近、かなり大きくなってきた。
腫瘤の細胞診: 腫瘍性か炎症性かの鑑別の為に
針生検をしました。
多角形上皮細胞が塊状に塗抹されています。
細胞質は類円形からやや多形で輪郭は明瞭。
異型度は低いようです。
一部に索状に配列されている部分が観察されます。
診断: 上皮系?皮膚腫瘍
腫瘍であることを説明し、飼い主Kさんの希望もあり、摘出手術を実施しました。
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