2009年8月 7日の記事
黄疸を呈した慢性嘔吐のM・ダックス―その原因は?(獣医療) | 2009年08月07日22:58 |
昨年の9月から約1年にわたり慢性の嘔吐を繰り返していたM・ダックスが、7月31日に体重減少を伴う嘔吐を主訴に再来院しました。
症例: M・ダックス 2歳3か月齢 メス BW3.55kg BCS2 ビビ
プロフィール: H20.9月 1週間前から時々嘔吐、食欲元気あり、 BW4.02kg
血液検査:正常範囲 レントゲン検査: 胃腸内のガス量やや増加
診断: 胃腸炎
治療: 輸液、制吐剤、内服(整腸剤、胃腸粘膜保護剤)
療法食 i/d
その後、治療により症状が改善されたが、週に1~2回、あるいは月に2~3回の頻度で
嘔吐が繰り返されていた。
飼い主Yさんに異物摂取の可能性を尋ねたが、「あり得ない」と主張されるので、
造影検査は実施していなかった。
現症: 血液検査で黄疸、エコー検査で胆嚢腫大が見られました。
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