2009年5月の記事
セキセイインコの後肢骨折(獣医療) | 2009年05月27日17:40 |
症例・・・セキセイインコ オス 4ヶ月齢 BW41.8g プー 一羽飼 手乗り
主訴・・・3日前から右足を使わず、止まり木にも左足だけで止まる。原因は不明。
飼育法: 多くの時間、室内で自由に放鳥している。
羽は風切り羽の初列、次列を切っているので、高く飛べない。
現症・・・右足の脛骨周囲の腫張あり。握力なし。
レントゲン検査を実施しました。
猫のウイルス性口内炎のレーザー治療(獣医療) | 2009年05月27日11:32 |
症例・・・日本猫 オス 8歳 BW6kg チー
プロフィール・・・数年前より左右の臼歯奥(口峡部)が赤く炎症を起こし(口内炎)痛がり、
他院で治療を受けていた。治療を受けると一時的に良くなるが、また再発を
繰り返す。 ウイルス検査で FELV(+) FIV(-)とのことだった。
セカンドオピニオンで当院に来院。
現症・・・食欲はあるが、痛みで食べるのをためらう。その他の一般状態は良好。
口腔内の検査を嫌がる。
ウイルス検査...再度 白血病ウイルス検査(FELV)、エイズウイルス検査(FIV)
PCRによるヘルペスウイルス検査、カリシウイルス検査を実施した。
犬の眼瞼にできた腫瘤(獣医療) | 2009年05月27日09:11 |
症例・・・雑種 メス 10歳7か月 BW12.5kg プリン
主訴・・・数か月前に左上まぶたにものもらい?ができた。
その後、徐々に大きくなってきたので心配になり来院。
食欲、元気、一般状態は良好。
現症・・・左眼瞼の中央に5mm径の球形腫瘤が認められる。
肉眼的所見よりマイボーム腺に由来した腫瘍を疑い、飼い主のSさんと相談し、
外科的切除を実施しました。
可愛い仔猫ちゃん◎里親募集中です!! | 2009年05月22日17:56 |
タイトルの通り☆
里親さんを募集しますっ!!ヾ(^▽^)
4月生まれの仔猫ちゃん、みんな女の子です♪
今月の19日から病院にいて、ノミ駆除も済んで
みんな食欲旺盛で元気いっぱいで、とってもとぉーっても!
かわいいです(´ч`●)
少しでも興味がある方は、まず病院まで会いに来てみてください♪♪
本物は写真よりもっともっと可愛いですよぉ~(∧▼∧)Ь
GW中に続いた犬の子宮蓄膿症(獣医療) | 2009年05月18日11:06 |
5月4日のブログに甲斐犬の子宮蓄膿症を掲載しましたが、数日後M・シュナウザーでも同症の手術がありました。この仕事をしていると、同じ病気が続くことがよくあります。動物のバイオリズムと季節、気候が関連性を持っているからでしょうか?
犬の鼠径ヘルニア(獣医療) | 2009年05月13日10:43 |
症例・・・M・ダックス メス 5歳齢 BW6.5kg リリー
主訴・・・狂犬病予防注射、フィラリア予防のため来院 食欲元気あり。
3月に発情出血あったが、その後足の付け根の乳腺が腫れているのが気になる。
現症・・・左側第4乳頭外側(鼠径部)腫大し、鼠径ヘルニアと診断。
* 飼い主のKさんと相談し、3日後に整復手術をすることにしました。
犬の舌の激しい潰瘍(獣医療) | 2009年05月11日09:19 |
症例・・・ポメラニアン 去勢オス 11歳
プロフィール・・・H21.3月 よだれが垂れて食欲が低下。
上顎犬歯の歯根膿瘍と重度歯石沈着あり。
歯石除去をアドバイス。 1週間後、麻酔下で犬歯の抜歯と歯石除去実施
舌根部に軽度の潰瘍があり、歯石の物理的刺激?
抜歯と歯石除去後は、よだれも少なくなって食欲も回復したが、
4月23日よだれがまた多くなったと来院した。
現症・・・常によだれが糸をひいて口から垂れている。お腹は空いているが、食べようとすると
よだれが激しく出てくる。食事の嚥下がうまくできない。
治療プラン: 舌根部の潰瘍がひどくなているようなので、飼い主に説明し、
再度麻酔下での口腔内の精査と食道チューブの装着を実施しました。
犬の椎間板ヘルニア(MRI検査)(獣医療) | 2009年05月05日11:57 |
症例: ビーグル オス 11歳4か月 BW15kg ジロー
経過: H20年8月 腰がふらつき、階段が登れないとの主訴で来院
レントゲン検査で胸腰椎の椎間板ヘルニアと診断
治療:ステロイド剤、神経賦活剤、漢方薬の内科治療、レーザー治療で
1ヶ月後、歩行状態正常に戻る。
H21年4月18日 後肢に力が入らず、前肢だけで歩くようになってしまった。
両後肢の不全麻痺、 深部痛覚はあり。尾を振ることは出来る。
レントゲン検査: 前回と同部位の椎間板ヘルニアの再発と診断(T12~L3)
治療: 前回と同様の内科治療、レーザー治療を実施したが、回復が得られず、
外科手術を踏まえたMRI検査についてオーナーのOさんと相談した結果
5月1日 MRI検査を実施することになりました。
T(胸椎)12~13、13~L(腰椎)1 の椎間板が前後の椎間板に比べて狭いことがわかります。
甲斐犬の子宮蓄膿症(獣医療) | 2009年05月04日16:58 |
症例・・・甲斐犬 メス 11歳 12.8kg マミ
4月1日 食欲、元気あり 狂犬病予防注接種
4月10日 フィラリア検査と検診で来院、最近発情が始まったとのこと。
血液検査ではGPTの軽度上昇以外は正常範囲。
強肝剤処方
4月26日 食欲がないことが心配で来院。 12.4kg T38.3℃
血液検査では異常所見を認めず
エコー検査実施・・・・子宮に液体貯留所見を確認する。
4月10日に オーナーが話した発情は子宮内膜炎が原因の出血でした。
子宮蓄膿症の可能性が極めて高いことをオーナーに説明し、その日の午後、手術を実施しました。