損害保険会社のアニコムがH21年1月のアンケートで、ペットに関する医療費を含めた実際にかかった経費の調査を行いました。

調査結果が4月20日の読売新聞の記事に載りました。

長生きペット、膨らむ医療費


こまめな健康診断が負担を減らす(東京都港区の麻布十番犬猫クリニックで)=竹田津敦史撮影

犬の一生=373万円

 ペットを飼い始める時は、購入費だけに目が行きがちだが、実際には飼育にも様々な費用が必要だ。ペット保険専業のアニコム損害保険が1月に行ったアンケートによると、ペットにかける年間平均支出額は、犬で24万8916円、猫では12万8941円。ともに前年より約20%増えている。

 食費を除くと、医療関連の支出が目立つ。病気やケガの治療費と、ワクチン・健康診断などの予防費を合わせると、犬で年6万7000円を超える。

 医療水準の高度化などで、ペットも高齢化が進んでいる。専門家によると、犬は15年以上生きることも珍しくないというが、アンケートの数字によれば、犬が15年生きると、購入費を除いても373万円余りかかる計算だ。

 そこで、少しでも費用を軽くする策はないのか。


 

 

 麻布十番犬猫クリニック(東京都港区)の大塚菜美恵院長は「半年に一度は健康診断をして」と勧める。人間と同様、ペットにもがんなどが増えている。ペットの1年は人間の4~5年にあたる。病気の進行も早い。「健診で早期発見できれば、ペットへの負担は小さく、医療費も少なくて済む」(大塚院長)のだ。

 ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんは「万一の病気やケガに備え、ペット保険への加入を勧めます。ただ、医療費全額補償だと保険料が高くなりがち。50%だけを補償するコースなら、月に2000円台の負担で、バランスが良いでしょう」と話している。(経済部 田中左千夫)

2009年4月20日  読売新聞)
 
 
 
当院でもペット保険に加入するオーナーが少しずつですが、増えています。
 
保険支払いの場合、受付での事務手続きが面倒なので病院側はいたしかゆしなのですが、
加入しておけば、外科手術などの大きな支払いが生じた時は、オーナー側は助かりますね。
 
もう一つの方法は、ペット貯金です。保険にかけるつもりで定額をペット貯金しておきます。
思いがけない時に出費に迫られるのが医療費ですから、医療費貯金がいいですね。
 
結論は、何よりも予防、そして早期発見、早期治療は人間と同じですね。