症例・・・2月14日の記事のチンチラ ピー 9歳 オス Bw391g
経過・・・鎮痛剤、消化器運動亢進剤等の投与で徐々に体重は増加しましたが、
流涎や口腔内の痛みは続いたため、麻酔下で臼歯の棘を取り除くことにしました。
処置前のピーです。
初診時より、60g体重が増加したので、毛艶は良くなっています。
麻酔BOXの中に、イソフルレンを流し麻酔状態にします。
麻酔状態になれば、BOXから出しマスクに切り替えます。
ピーをうつ伏せの姿勢にして更に小さな鼻腔用のマスクに変え、口腔内を舌圧子で広げます。
見えている歯は切歯(前歯)です。
判りにくいですが、綿棒の横に見えているのが外側に伸びた上顎臼歯の棘です。
これを専用のはさみで切断しました。
合わせて、片側の上顎臼歯、両側の下顎臼歯も小さな棘を除去しました。
切断した歯です。歯肉を傷つけないように慎重に取り除くので、細かくなってしまいます。
ピーは麻酔から覚醒後60分程してから、 ふやかしたチンチラフードを食べ始めました。
この処置で、食欲が元通りに回復してくれるのを期待しています。
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