2009年3月 7日の記事
犬の会陰ヘルニアは両側に起こる(獣医療) | 2009年03月07日10:03 |
症例は2月7日のブログ記事に掲載したノワです。
( H11年生まれの10歳、オス(前回の手術で去勢)、Bw10.6kg )
右側会陰ヘルニアの整復手術を実施し、術後は排便も良好です。
ただ初診時に、左側の会陰部の筋肉群も薄くなっていることは確認していました。
右側ヘルニアを治療したことで、排便時の直腸圧が左側に変化することで、左側会陰部の負担が増加したようです。
現在、臨床的には問題はおきていませんが、将来的に左側も直腸憩室を作り、悪化すると困るので、オーナーのMさんと相談し、左会陰部も手術することにしました。
(経験的、文献的にも会陰ヘルニアは両側に起こることが比較的多いのです。)
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