2月15日の午前中、与左衛門新田から、「野鳥が家の中に飛び込んできたが、どうも飛べそうにないので、保護してほしい」という依頼があり、来院したので、そのまま収容しました。

野鳥はムクドリ、どこにでもいる街中の留鳥です。 ムク4.jpg

野鳥は何であれ、鳥獣保護法で例えスズメだとしても原則的に飼育は禁止されています。ただし、ケガをしたり、病気で自然界で生きていけなければ、保護しなければなりません ムク3.jpg

このムクドリは外傷もなく、羽が落ちている様子もないので、まずはケージに入れて

みかんを与えてみると、すぐに頬張りました。

野鳥もいろいろで、人から姿を隠したい鳥は、保護されてもなかなか餌を食べてくれません。

また、生餌や空中で餌を捕まえるタイプの鳥も餌付けは難しいんです。

その点、ムクドリは雑食で、人見知りしません。

このムクは特にそうです。

 

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ケージの外からミルワームを見せると、くちばしを外に出してひったくるように食べてしまいました。

 

レントゲン検査では骨折も病的な変化も確認されませんでした。

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野鳥は放鳥が可能になれば、できるだけ早く放してあげることが良いのです。

このムクも放鳥してみたのですが、やはり飛べず、地面に落下してしまいました。

もう少し、当院で面倒を見て、飛翔できる状態になるまで待とうと思います。