1月24(土),25日(日)に麻布大学で開催された日本獣医がん研究会に出席してきました。

麻布大学は私の母校です。毎年この時期にこの大学でがん研が行われます。

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日本獣医がん研究会は腫瘍学セミナーでは日本の先頭を走っている研究会です。

今年のメインテーマは「消化器腫瘍2009」です。

腫瘍のバトル症例検討会ではがん研総力戦と題して、徹底的に症例を検討します。

特別企画:内視鏡でがんを探る

シンポジウム「大腸腫瘍をたたく」

も大変興味深いものでした。

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特にミニチュアダックスに時に見られる「直腸腺癌」は、病理的には悪性であっても、摘出すれば臨床的には良性の挙動を示すこと、

人の大腸癌は早期であれば内視鏡の高周波スネアで摘出するのに対し、動物では直腸粘膜引き抜き術が適応されることなど、非常に勉強になりました。

あたらしい知見をもとに、当院の腫瘍症例に応用していきたいと考えています。