症例・・・セキセイインコ  1歳7か月  オス  チョコ  Bw 31・7g(BCS 2.5)

症状・・・半年前からずっとクシャミ、鼻水があり、最近は粘調性膿状鼻汁が鼻口、顔面にこびりつく

     4ヶ月前から他院にて抗生剤を処方され内服していたが、8日前から悪化し、食欲元気低下

検査: 遺伝子検査 PBFD(-) BFD(-) ヘルペスウイルス(-) クラミジア(-)

暫定診断: 細菌感染性慢性上部気道疾患(慢性副鼻腔炎)

治療: ネブライジング(ゲンタマイシン)・・・3日毎

     内服 ソルベット(ビタミンA、B1、D3,E他) エンロフロキサシン

     家での暖房指示

経過: 3日後、鼻汁は続くが食欲元気出てくる  Bw 33.2g

 

 

その後3日毎のネブライジング治療を続ける

 鼻汁が乾燥し鼻口を塞がれると食欲低下するも小康状態が続く

1ヶ月後レントゲン検査

pict-DSCF0068.jpg

 

胸部エリア所見・・・下部気道炎症状は認めず(肺炎、気嚢炎所見なし)

糞便検査・・・メガバクテリア(+)

治療: アスコンプ、 ドキシサイクリン、アムホテリシンB

     ネブライジングの継続 pict-DSCF0047.jpg

pict-DSCF0048.jpg

 

 

今日、2週間ぶりに来院しネブライジング治療をしました。

元気食欲良好、Bw38g 鼻汁はまだ少量出ますが、顔の汚れは減り、体重も増えました。

もう少し、定期治療を続ける予定です。