昨日は、継続治療、術後処置、ワクチン、皮膚疾患などの通院治療等で穏やかに一日が終わるかな、と思っていた終了間際に、藤枝在住のSさん所有のメインクーンが急に元気がなくなり、抱いていてもおしっこが漏れてしまうという主訴で来院しました。

メインクーン オス 1歳2か月  シュン

診察の中での触診により、膀胱に尿が充満していることが判りました。

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診断・・・・尿道閉塞

エコー検査で充満した膀胱内に砂状結晶が多量に堆積している所見が認められました。

血液検査で、まだBUN,Creが上昇していないことが確認できたので、鎮静後、イソフルレン麻酔で導入して、閉塞結晶をカテーテル水圧法で除去しました。

閉塞除去がスムーズにできたので、短時間で今日の必要処置を終了することができ、スタッフの帰宅時間も遅くならずに済みました。 

 

 Sさんは年末に藤枝市に引っ越され、ここ1週間落ち着かない環境が続いていたとのことでした。

このことが、シュンちゃんの尿道閉塞の誘因になったと考えられます。