2008年も僅かになりました。今年も多くの動物たちの生死に立ち会い、飼い主さんとの絆の深さを改めて感じさせられることが幾度となくありました。シェルティのメイちゃんも忘れられない一頭です。彼女を初めて見たのは、沼津のブリーダーさんの玄関でした。Mさんは、ジュリアちゃんを亡くした後、ペットロスになり、寂しい思いを断ち切れずにいました。ジュリアちゃんの死に立ち会った私は、何かお力になれたらと、Mさんといっしょに沼津に成犬を手放したいという方を訪ねたときでした。飼い主さんと一緒に出てきた数頭のシェルティの一番後ろからそっと付いてきたのが彼女でした。出産後の為か、痩せて小柄でシャイな為、集団ではのびのび生活できなかったのでしょう。Mさんに引き取られてからのメイちゃんは毛並み同様、日に日にのびやかに生き生きと暮らしていました。いつものようにMさんと散歩中に急に倒れ息を引き取ってしまいました。電話で急を知らせてきたMさんの声が今も耳に残っています。亡くした子への悲しみと消失感を癒してくれるのは、新しい子との出会いです。Mさんは、今、クラリスちゃんとの絆作りで、メイちゃんとの思い出を、更に楽しい思い出にしているところです。 徳子
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