症例・・・柴犬 メス 8歳 Bw7.8kg 名前 モモ

主訴・・・12月28日の深夜、玄関から飛び降りた後、きゃんきゃん泣いて左足を着けなくなった。

診断・・・左側股関節脱臼

治療・・・左側大腿骨骨頭切除術

 

 

プロフィール・・・モモは6歳時の跛行の時にレントゲンで左股関節の亜脱臼が確認されましたが、鎮痛剤で治ってしまい、その後来院しませんでした。今回、玄関から降りた位で脱臼してしまったのはすでに股関節に緩みがあって、外れやすい状態にあったと思われます。 

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体重が7kgと軽かったことと今までの経験から迷わず骨頭切除術を選択しました。

飼い主は一刻も早く痛みを取ってあげたい気持ちがあったので、その日のうちに手術を行いました。

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pict-DSCF0153.jpg 外れた骨頭を露出し、医療用電動ノコで切断しました。

この切断時の角度が重要で、骨頭を完全に切除すること、骨棘を残さないことがポイントです。

手術はイメージ通りにうまくいきました。

翌日にはモモは不安定ながら手術した足を地面について歩きました。

10日もすればかなりしっかり歩けるはずです。