セキセイインコ オス 13歳 Bw28・6g(BCS2)

3~4日前から足が痛そう。

止まり木から、下に降りてうずくまっている

 

診察の結果、両後肢の指の関節やその周囲に淡黄色の結節病変あり。

診断・・・・痛風

 

 

pict-DSCF0041.jpg 痛風は尿素廃棄物をうまく体の中から外に出すことができなくなってしまうために起こる病気です。

鳥の痛風は主に内蔵型と間接型に分けられます。

内蔵型・・・腎臓障害や尿路障害の結果、腎臓をはじめとする内臓周囲に尿酸がたまっていきます。

 症状-食欲低下、元気焼失、衰弱となり、急死してしまうこともあります。

 原因-水分の不足、ビタミン、ミネラルの不足(特にビタミンA欠乏)ストレス、感染症、脱水など。

関節型・・・脚の関節に尿酸がたまり痛風結節ができ、そのために痛みがおこり跛行します

  症状-症状が進むと脚の関節が腫れ、関節部分に黄白色の尿酸結節が見られます。

  原因-遺伝的要素、ビタミンA不足、タンパク質の取り過ぎ、寒さ、中毒、感染症など

治療

 治療の難しい病気です。痛みを和らげ、症状の進行を止める治療をします。痛風治療薬、ビタミン、ミネラルの投与を行います。